ミッションクリティカルな現場で評価されるvPro対応PC

2007/2/9 - 吉田欣司

金融機関や交通機関などの社会インフラ系システムは、トラブルが無く稼動し続けることを要求される、いわゆるミッションクリティカルなシステムである。言うまでもなく、システム障害によるサービス停止が社会に多大な影響を及ぼすからである。こうした現場では、サービスの向上や業務効率の向上そしてコスト削減と共に、常にダウンタイム(停止時間)の短縮を目指して努力する姿勢が求められている。

そうした社会インフラを支える企業の一つである中国民航西南管理局も、1998年に中国の他の管区に先駆けて運用管理ソリューションを導入するなど、常に最新のテクノロジーを導入することで業務改善を図ってきた。今回、その中国民航西南管理局が、同局のITインフラを管理するソリューション・プロバイダーChengdu Lande Industrial社と協力し、vPro対応PC導入の検討を行ったという内容がレポートされているので事例として紹介する。

レポートによると、「ミッションクリティカル」なシステムにおけるダウンタイムの縮小の実現を目指して、PCに求める以下の2点の要望を中心にインテル vPro テクノロジーの評価が行われている。

  1. セキュリティの強化によって、ウィルスや悪意のあるソフトウェアによるシステムダウンを防ぐ。
  2. システムダウンした場合の、復旧にかかる時間を短縮する。

1.「セキュリティの強化」に対する評価結果
ウィルス攻撃に対するハードウェアベースの保護機能。OSがウィルスに感染した場合、そのOSが自動的にネットワークから隔離され、他のPCへの感染を防ぐことができる機能。そして、ピアツーピアファイル共有ソフトやチャットソフトのようなソフトウェアの操作を禁止する機能。これらのセキュリティ機能により、ITインフラの安全性は劇的に向上すると述べている。 しかも、vPro対応PCでは、「仮想アプライアンス」と呼ばれる、ユーザーOSの外部の環境上で監視ソフトを動作できるので、これらのセキュリティ機能がより確実に実行されるのだ。

2.「復旧にかかる時間の短縮」に対する評価結果
vPro対応PCでは、たとえOSがクラッシュしたとしても、OSに依存しない専用チャンネルで通信し、リモートでのOSの修復が可能である。また、ハードウェアの故障だったとしても、リモートで故障したデバイスの特定ができるので、現場への訪問回数を低減できる。これにより、システムのダウンタイムを40%抑制し、PCの障害への対応に費やすマンパワーを30%節約できると述べている。 vPro テクノロジーの「リモート管理機能」は、ダウンタイムを縮小するだけではなく、IT システムの管理効率の向上とコスト削減に大きく貢献するのである。

確かに、インテル vPro テクノロジーによって、PCの安定性とセキュリティは、これまでとは比べ物にならない程に向上している。vPro対応PCは、その堅牢さやコスト削減の可能性が、ビジネスオフィスだけではなく、空港システムのような社会インフラのシステムなどでも、大きな注目を浴びているのだ。

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